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FRP防水のトップコートのベタつく原因は?FRP防水の硬化の考察

2022.07.03

外壁改修工事の際にもよく施工されるFRP防水のトップコート塗装

防水層の保護をし、寿命を延ばしてくれて、見た目にもきれいになりますので多くのお客様が施工をされたり、ご検討していらっしゃるかと思われます。

防水はパーメックという硬化剤を防水材に加えて硬質に硬化をさせていく材料になります。

化学反応で固めていきますので固まるのが早すぎることや固まるのが遅すぎることがあります。

季節や気温の違いで使用する材料も、硬化剤の量も変えていかなければなりませんので注意が必要です。

 

そんな中、弊社では数多くのFRP防水の施工経験の中で施工後にベタつく、固まらないといった事例が3度程ありました。

一度目は材料を作る際にトップコートの硬化剤の量が少なすぎてしまい硬化にかなりの時間がかかってしまった(なかなか材料が固まらずにいた)という事例

これは冬場の時期の塗装でしたが、夕方施工をして、すぐに気温が低くなってしまったため、硬化がなかなか始まらず翌日になっても乾いていない状態でした。もう少し硬化剤の量を増やすことで反応を促進ことで対応できたと思います。

 

二度目は塗膜の厚みが少なすぎて硬化が遅くなってしまい、その間に埃やゴミが付着して真っ黒になってしまった。

これは最終的に硬化はしましたが、硬化するまでにかなりの時間がかかってしまったため、その間に近所の公園の砂ぼこりが大量に付着してしまい真っ黒になってしまいました。

風の影響や気温の影響もありますが、塗膜がある程度厚みを持っていないときちんとした硬化が始まりにくく、余計に時間がかかってしまうことがあるそうです。

通常FRP防水は遅くても1時間程度で硬化乾燥しますので、その時間で乾燥していればそこまで砂ぼこりも付着しなかったでしょう。

ベタつきとは違いますが硬化の問題ですのでトラブル事例としてご紹介しました。

 

三度目は先日発生した事例で硬化が早すぎてベタつきが発生してしまった事例です。

この事例は弊社としても全く発生した原因がわからず、メーカーに問い合わせをし解決した事例ですが、施工後にお客様より防水表面のベタつきをご指摘いただきました。

全てではなく部分的になのです。

この手摺壁の開口部分の形で仕上がりの艶感が異なりベタつきが見られます。

日向と日陰が共存している場所でこのベタつきは発生しておりました。

 

 

 

また日の当たりやすい温度が高い場所でベタつきが発生しおりました。

 

 

その原因は硬化時間の違いになります。

日の当たる場所は日陰と比較すると気温が10度以上異なります。

時期ごとの気温での材料を作り施工しておりましたが、気温が23度程の状況でしたが直射を受けている場所は30度を超えておりました。

23度の気温で作られた材料は30度以上の場所ではグングン硬化をしてしまい、通常硬化しながら表面に浮き出てくるパラフィンという表面をコーティングする成分が浮き出てくる前に硬化してしまったため、表面のベタつきが残ったまま硬化をしてしまったという事です。

つまり材料を作る際には気温の割合が多い面の方ではなく、一番温度が高くなっている面の温度を考慮して材料を作らなければなりませんでした。

今考えると当たり前のことだと思いますが、面積の広い部分の温度に合わせた材料を作った私のミスになります。

日差しのある所とない所では日差しのない方の硬化時間は通常よりかかってしまいますが、しっかりと硬化を待ち、改修をさせて頂きました。

 

 

施工した後に時間を置き確認をしにお伺いしたところ、ベタついている箇所は無くなりきれいな状態でしたので安心しましたが、お客様には手間を取らせてしまい申し訳ございませんでした。

 

 

 

お客様の防水で極端に黒くなってしまっている場所があったり、ベタベタする場所があったりする場合にはご相談ください。